形成外科医になって間もない頃、リンパ管静脈吻合術を受けた患者さんの足が、すっと柔らかくなり、細くなっていくのを見て、感動しました。たった0.5mmのリンパ管に未知数の魅力を感じ、今までリンパ浮腫診療を行ってきました。
がんの治療を乗り越えたみなさんが、少しでもハッピーに、リンパ浮腫のことを忘れて毎日を過ごせるように、サポートしていきたいと思っています。リンパ浮腫の治療は、保存療法だけではうまくいかないこともあり、手術だけでもうまくいきません。
たくさんの熱意あるリンパ浮腫セラピストたちと一緒に、日々よりよい治療を目指して奮闘しています。私自身も、毎日弾性ストッキングをはき、夜には弾性包帯を巻き、日々を過ごしています。海外旅行に行きたい、仕事を続けたい、マラソンがしたい、いつまでも自分の足で歩きたいという願いをあきらめず、まずはご紹介頂ければと思います。
日本形成外科学会専門医
日本リンパ浮腫治療学会評議員
日本リンパ浮腫学会評議員
日本リンパ学会評議員